プロジェクトリーダーは。。。

間隔が空いて久しぶりのブログになってしまいました。

タイトル通り、プロジェクトリーダーの仕事について書こうと思います。

実はプロジェクトリーダーの仕事に初めて関わり、その中で自分なりに思ったことを書きたくなった次第です。

事の発端は先月GW明け。客先のプロジェクトマネージャーからクライアントPCのOS移行に伴うテストのプロジェクトリーダーを急遽やってほしいという依頼を受けた。正直私自身は難色を示した。当時メンバーは外国人が一人。しかもスケジュールが1週間以上遅延しているという最悪の状況。そのテコ入れにプレイングリーダーとして私に打診したとなると最悪の状況が脳裏に浮かんだ。2人がかりでも私ですら扱ったことがないシステムの検証となると、環境面含めノウハウがない上に更に暗礁に乗り上げてもおかしくはなかった。ついでに言えばコミュニケーションでも上手くいかない可能性も否定できなかった。

ひとまず環境構築をしつつスケジュールの見直しおよび立て直しを図ることにした。

ところが案の定ノウハウがないことが影響して環境構築が四苦八苦。そこで有識者を巻き込み何とか乗り切った。

その後、2名追加参画し4名体制で作業を当たることになった。

この時私の中にはテスト作業はメンバーに全て任せ、私自身はメンバーのフォローとスケジュール調整に専念することに決めていた。要はスケジュール(WBS)という山を示しつつ、私自身は口を挟まずメンバーを信じ任せることにした。

そんなこともあり、徐々に歯車が噛み合い上手くスケジュールの遅延もなくなっていった。同時にメンバーから上がってきた成果物を私なり担当していないメンバーなり第三者の視点でチェックをしていった。

結果として予定より早くプロジェクト完了。一段落ということになった。

このプロジェクトを通して、気づきを2つほど書こうと思います。

 

プロジェクトリーダーは生かされている

言葉は大袈裟ですが、メンバーに対して「あなたはこうしなさい」ということを私自身正直言いたくありませんでした。最悪萎縮しコミュニケーションはおろか仕事自体に支障が出そうだと感じていました。そこでさっきも書きましたが方向性は示しつつ作業自体はメンバーに任せ私はフォローに回る形にしました。正直生きているという心地はせず、むしろ生かされている感じがずっとしていました。でもリーダーとはメンバーに支えられているというか生かされているという言葉が適切ではないのかなと言う感じがしました。

プロジェクトリーダーは潤滑油的な存在

メンバーに作業を一任するとなると、リーダーは調整役に徹することになります。そのため作業をしている中で進捗含め問題点はないのか、他のチームに依頼しないといけないことはないのかなど積極的にコミュニケーションを取っていくことになります。そのため、黒子というか裏方に徹し潤滑油的な存在として動くことが大切という気がしました。

 

プロジェクトを運営することは正直しんどいことです。色々な方が関わってきますし。特に人数が多くなってしまうと正確に方向性を示しつつ、コミュニケーションを円滑にして作業を任せるようにしないと破綻してしまいます。クラシックに例えるとオーケストラに対し、指揮者が方向性をリハーサルで示しつつ本番はメンバーを開放させて行く感じでしょうか。

参考までですが、私自身がリーダーのイメージとして指揮者の大野和士さんを描いていました。

十数年前になりますがその大野和士さんが「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演したときのリンクを貼っておきたいと思います。

www.nhk.or.jp

 

またいつプロジェクトリーダーを任されるか正直分かりません。そのときに備え色々と知見を得つつ日々研鑽していきたいと思います。